『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』がアメリカで上映?
その『のび太と緑の巨人伝』がアメリカでも上映されるという。現時点ではWikipediaに書き込まれている情報のみで、正確な情報源は不明だが、今年の12月にもコロムビア映画の配給での上映が予定されているという。また、英語版のWikipediaには、すでにアメリカ版の声優陣も明らかにされている。(ただし、こちらも未確定情報)(参照:Nobita and the Green Giant Legend 2008 - Wikipedia, the free encyclopedia)
『ドラえもん』は主に韓国や台湾、インドネシアなどの主にアジア諸国での人気が高いが、アメリカなど欧米諸国ではなかなか浸透していなかった。『ドラえもん』の本格的なアメリカ進出はこれが初めてとなりそうだ。
今回のアメリカ進出が事実とすれば、今作の作風は、実はアメリカの観客も意識してのものだったのだろうか・・・?
ファンの質問状にテレ朝やっぱり回答拒否
公開質問状を送ったのは、「アニメ「ドラえもん」を守る会wiki」の管理人の男性ファンで、ファンは個人名義で杉山プロデューサー宛に質問状を先月20日に送付。制作体制や番組の内容、今後の製作方針などに関する計13項目の質問についての回答を求めた。
その後、9月30日に杉山チーフプロデューサーから返事があり、「番組の企画内容等については回答を差し控えさせていただきたい」と質問状の回答を拒否。その上で、「今後も関係者一同「ドラえもん」の継続・発展のために努力を重ねてまいります。これからも「ドラえもん」の応援をどうぞよろしくお願いいたします。」というドラえもんに対する応援を呼びかけていた。
男性ファンは、守る会wikiのサイト上で、「回答の拒否は予想の範囲内」としながらも、「言い訳でもなんでもいいので、とにかくファンの疑問に答えてほしかった」と不快感をあらわに。また、質問状では「『ドラえもん』という漫画作品」という表現を使っていたのに対し、杉山氏は「当社を代表するキャラクター」「親子で語り合える人気キャラクター」などという表現を使っており、「漫画としての面白さは二の次なのか」と不満を漏らしている。
これまで、オバQ問題や安達ブログ騒動などで、ドラえもん製作サイドはマスコミなどから回答を求められる機会があったが、いずれも明確な回答をしておらず、「応援をよろしくお願いします」などといったお決まりの文句で返答を繰り返してきた。彼らは本当に視聴者・ファンの意見に真摯に耳を傾けているのだろうか。もしそうであれば、作品の面白さでそれを証明してほしい。
<参照サイト>
公開質問状 - アニメ「ドラえもん」を守る会wiki
ソニーミュージックにも犯された『ドラえもん』
そのソニーミュージックの魔の手に、ついに『ドラえもん』もかかってしまったらしい。それも主題歌の面ではなく、ある人気歌手の出演にソニーミュージックが絡んでいたというのだ。
その歌手とは松田聖子。松田聖子は8月17日放送分にて、『ドラえもん』に本人役で出演していたが、その出演は松田聖子自身のCDのプロモーションのためだったというのが本当の理由らしい。『サイゾー』2007年10月号によると、松田聖子は4月のNHKスペシャルを皮切りに、主要歌番組や8月のバレーボール・ワールドグランプリのサポーターなどで大量露出を図り、『ドラえもん』出演もその一環だったようだ。これらを仕掛けていたのが、彼女の所属レコード会社であるソニーミュージックだったという。
松田聖子は、今年の3月に古巣のサンミュージックと音楽制作面での業務提携契約を締結し、秋から新作の準備に入るという。しかし、それに先駆けて発売したCDの売れ行きは思わしくないようで、5月発売のシングルはオリコン最高位38位で実売3万枚以下、6月発売のアルバムも実売は大苦戦を強いられているという。『ドラえもん』の放送は8月だったので、これらのシングル・アルバムのプロモーションとは無関係と思われるが、しかし、秋の新作のためのプロモーションとして出演させたというのなら・・・あまりにも視聴者・ファンに対して失礼な番組制作といわざるをえない。普通にタイアップするよりもタチが悪いではないか。
ちなみに、松田聖子出演回の『ドラえもん』視聴率は8.2%。こんな視聴率でプロモーション効果があるとでも思っているのだろうか?のせられているテレ朝もそうだか、ソニーミュージックもまた自分で自分の首を絞めているのではなかろうか?
ドラえもんにアダルトグッズ?問われる藤子プロ・小プロの見識
しかし、この商品の対象年齢は15歳以上であることに加え、Amazonを始めとするネット通販では、なんとこれがアダルトグッズとして販売されているというのだ。
![]() | ドラえもん ぶるぶるマスコット by G-Tools |
実際に、Amazonのページに飛んでみると、商品名の横にははっきりと[アダルト]と明記されており、「アダルト商品につき18歳未満の方は購入できません。」という注意書きも記されている。(7月22日追記:その後、7月22日現在では、Amazonはアダルト扱いを取り止め、未成年でも購入できるようになっている。)
携帯マッサージャーとして発売されているはずの商品がなぜアダルトグッズとして発売されているのか?
Amazonなどが勝手にローターとして発売しているだけなのか、それともエポック社がそれを承知の上で発売しているのか。そして、何よりこの商品化を許可した藤子プロ・小学館プロダクションの見識は一体どうなっているのだろうか?
藤子プロ・小プロは、パチンコ・パチスロなどのギャンブル関係や「ドラえもん」のイメージを崩しかねない商品には使用許可を出さないとしているはず。にもかかわらず、アダルトグッズとして実際に発売されているこの現状を、同社は把握しているのか?それを知った上で発売を許可していたとしたら、藤子プロ・小プロの版権管理がずさんだということになってしまう。そして、子供たちの夢を自らの手で壊すことになってしまうのではないか?
発売元のエポック社、ならびに藤子プロ・小プロ、そしてこの商品をローターとして発売しているAmazonほかネット通販会社は、この件について十分な説明をすべきだ。
<参照記事>
「ドラえもんのローターはアマゾンでアダルト扱いだった」
「ドラえもんがエッチになった!? ローターが売られている!」(にゅーあきば.こむ)
ドラえもんグッズがアダルト商品扱い? 売上好調
Amazonで販売中の、とある「ドラえもんグッズ」がネット上で話題になっている。..........
≪続きを読む≫
ドラえもん最終話問題のまとめ記事
・ニュースサイト
「「ドラえもん」パロディー本 「大ヒット」で困った事態」(J-CASTニュース)
「【知はうごく】「模倣が生む才能」著作権攻防(6)-3」(産経新聞)
「ドラえもん「最終話」を取材して(1)」
「記者も泣いた! ドラえもん「最終話」を取材して(2)」(「知はうごく ~文化の衝突~」ブログ)
「模倣、どこまで許される ドラえもん「最終話」」(朝日新聞)