2017-04

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文化庁メディア芸術祭、『Wii Sports』『河童のクゥと夏休み』などが大賞に

ゲームやアニメ、マンガ、アートの優れた作品を顕彰する「平成19年度(第11回)文化庁メディア芸術祭」の受賞作品が4日発表され、エンターテイメント部門で『Wii Sports』、アニメーション部門で『河童のクゥと夏休み』、マンガ部門で『モリのアサガオ』、アート部門で『Nijuman no borei(20万の亡霊)』がそれぞれ大賞を受賞した。

『Wii Sports』は任天堂の最新ゲーム機「Wii」のゲームソフトで、リモコンによる体感操作でスポーツを楽しめるのが特徴で、発売から約2ヶ月で国内セールス100万本を突破した人気作。『河童のクゥと夏休み』は、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』で話題を集めた原恵一監督の5年ぶりの最新作で、現代に蘇った河童と少年のひと夏の出来事を描いた感動作。人間の優しさや醜さの多面性を見事に描き出した点が評価された。原恵一監督は、前作の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』に続き2度目の大賞受賞で、2度の大賞受賞は宮崎駿監督以来2人目。『モリのアサガオ』は、ドラマ化もされた『きらきらひかる』で知られる郷田マモラさんの作品で、新人刑務官と死刑囚たちの姿を通して、死刑制度という重いテーマに真正面から向き合った力作。『Nijuman no borei(20万の亡霊)』は、フランスのクリエーター、ジャン・ガブリエル・ペリオさんの作品で、広島の原爆ドームの歴史を1000枚以上の写真で次々に映し出し、「核廃絶」を訴えかけるドキュメンタリー映像。

今回の受賞作品について、審査委員の水口哲也さん(ゲームクリエーター)は、「メッセージ性の強い作品と革新性を持っている作品が選ばれた」とコメント。受賞者を代表して、受賞発表会に登場した『河童のクゥ』の原恵一監督は「20年間あたため続けて来たこの作品で、このような賞をいただくことが出来て本当にうれしい。」と受賞の喜びを語った。

このほか、アニメーション部門の優秀賞に『電脳コイル』『カフカ 田舎医者』などが選ばれたほか、功労賞にはアニメ脚本家の辻真先さんが受賞した。

【アニメーション部門】
大 賞:河童のクゥと夏休み(原恵一)
優秀賞:電脳コイル(磯光雄)
優秀賞:うっかりペネロペ(高木淳(監督))
優秀賞:天元突破グレンラガン(今石洋之(監督))
優秀賞:カフカ 田舎医者(山村浩二)
奨励賞:ウシニチ(一瀬皓コ) 

【マンガ部門】
大 賞:モリのアサガオ(郷田マモラ)
優秀賞:海街diary(吉田秋生)
優秀賞:竹光侍(松本大洋/永福一成(作))
優秀賞:プライド(一条ゆかり)
優秀賞:鈴木先生(武富健治)
奨励賞:天顕祭(白井弓子)

【アート部門】
大 賞:nijuman no borei(Jean-Gabriel PERIOT)
優秀賞:ビュー・ビュー・View(blue elephant)
優秀賞:Se Mi Sei Vicino(If you are close to me) (Sonia CILLARI)
優秀賞:Camera Lucida: Sonochemical Observator(Evelina DOMNITCH /Dmitry GELFAND)
優秀賞:ISSEY MIYAKE A-POC INSIDE. (佐藤雅彦+ユーフラテス)
奨励賞:Super Smile(Effie WU)

【エンターテイメント部門】
大 賞:Wii Sports(「Wii Sports」開発チーム代表太田敬三)
優秀賞:MONSTER HUNTER PORTABLE 2nd(「モンスターハンターポータブル 2nd」開発チーム代表辻本良三)
優秀賞:METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS(小島秀夫(KONAMI))
優秀賞:気づいていますか。(田中英生)
優秀賞:DAYDREAM(勅使河原一雅)
奨励賞:匂いをかがれるかぐや姫 ~日本昔話Remix~(原倫太郎+原游)

<参照記事>
メディア芸術祭:「Wiiスポーツ」「河童とクゥ…」が大賞 マンガは死刑制度、アートは原爆テーマ」(まんたんウェブ)
平成19年度(第11回)文化庁メディア芸術祭 受賞作品」(文化庁メディア芸術プラザ)
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テーマ:ニュース - ジャンル:ニュース

メディア芸術祭アニメ部門は混戦模様

今週4日には平成19年度第11回文化庁メディア芸術祭の受賞作品の発表が予定されている。すでに審査は終了している模様だが、アニメーション部門においては例年以上の混戦が予想される。以下に(個人的意見だが)受賞候補となりうる作品を挙げる。

<劇場長編映画>
『パプリカ』(今敏監督)
『鉄コン筋クリート』(マイケル・アリアス監督)
『河童のクゥと夏休み』(原恵一監督)

<劇場短編映画>
『カフカ 田舎医者』(山村浩二監督)
『秒速5センチメートル』(新海誠監督)
『Genius Party』(河森正治、湯浅政明、渡辺信一郎ら)

<TVアニメ>
『電脳コイル』(磯光雄監督)
『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』(岡村天斎監督)

劇場長編映画の『パプリカ』『鉄コン筋クリート』は昨年の公開だが、応募期間の都合上、今年度にまわっている可能性もある。いずれも海外での実績は十分。一方、『河童のクゥと夏休み』は、前作の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』で第6回のアニメーション部門大賞を受賞した原恵一監督の最新作。感動的なストーリーが話題を呼び、映画評論家・業界関係者からも高い評価を受けている。技術面では見劣りするが、演出・ストーリー面では他を圧倒している。今・原両監督は1度の大賞受賞を経験しており、大賞をとれば、宮崎駿監督に次いで二人目の大賞複数回受賞者となる。

短編映画では、『カフカ 田舎医者』が強力。オタワ国際アニメーション映画祭ではグランプリを獲得しており、賞争いには十分食い込めそう。山村浩二監督は、『頭山』で第6回で優秀賞を獲得しているが、大賞の受賞経験はなし。初の大賞受賞を狙う。
一方、新海誠監督の『秒速5センチメートル』。先日のアジア太平洋映画賞にて、同じくノミネートされていた『河童のクゥと夏休み』を抑えてアニメーション映画賞を受賞している。新海監督は2002年に『ほしのこえ』でメディア芸術祭の特別賞を受賞しているが、部門での大賞・優秀賞の受賞は未だにない。初の部門受賞を果たしたいところ。『Genius Party』は短編オムニバス映画。それぞれ各監督の個性が十分に発揮された傑作となっていて、侮れない存在。そのいずれかが食い込んできそうな予感。

劇場映画だけでもこれだけ充実しているのに加え、テレビアニメでも今年は秀作が目立つ。中でも『電脳コイル』は有力。『新世紀エヴァンゲリオン』などでアニメーターとして活躍した磯光雄原案のテレビアニメ。先日最終回を迎えた今作だが、日常世界と電脳世界が融和する舞台設定や巧みなストーリーなどが好評を得ている。マッドハウス制作というだけあり、技術力も高い。おそらく大賞の最有力候補ではなかろうか。ほか「Open Forum」で推薦を集めた『DARKER THAN BLACK ―黒の契約者―』も手ごわい存在だ。

あくまで商業作品に絞って候補作を挙げているが、これ以外にアマチュアからの応募も入るので、受賞作がどれになるのかはますます予想できない。それほど今年のアニメーション作品は、技術面・ストーリー面ともに優れた作品が多かったことのあらわれであり、これからのアニメーション業界に対する期待がますます膨らむ。状況次第では第5回(2001年)の『千と千尋の神隠し』『千年女優』以来の大賞同時受賞の可能性もある。大賞に輝くのは果たして?
発表は12月4日(火)15:00~の予定。乞うご期待。

テーマ:アニメ - ジャンル:アニメ・コミック

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二代目中人半波

Author:二代目中人半波
名前:二代目中人半波
年齢:2?
性別:男
2006年4月、初代中人半波が開設。
その後すぐに、のちの二代目である私が運営に加わり、共同で当ブログを運営。
2006年11月、初代中人半波が多忙のため勇退。
私が二代目中人半波を襲名し、現在に至る。

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