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2019-06

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映画評『バッテリー』

バッテリー』(2007年製作・日本)

累計1000万部数以上の人気小説の映画化であるが、筆者は名前しか聞いたことがなく、原作小説は未読だった。それでも、劇場に足を運んだのは、自分自身野球ファンであり、ファンなら観といたほうがいいかと思ったからである。

「野球」を題材にした映画やマンガといったら、とかく9人全員が団結するというテーマを描きがちなのだが、この映画はタイトルどおり、「バッテリー」に重点を置いたストーリーになっている。
主人公の原田巧はまさしく孤高のエース投手である。いわばオレ様的性格で、多少ひねくれたところもあるが、それは母が病弱の弟、青波ばかりに構い、野球には理解を示してくれなかったがゆえに、愛情を受けられずに育ってしまったためというのが一因だろう。それに加えて、力があり過ぎたがゆえに、小学校の大会での苦い思い出が、彼を一層苦しめる。単なるオレ様キャラなら、嫌悪感を覚えるのだろうが、そうなってしまったいきさつを端的に描いており、そんなに嫌悪感を覚えず、むしろ同情すら覚える。それに、そんな彼も弟の青波のことは気にかけている様子で、人間味のある部分も覗かせる。

その彼に友好的に接し、バッテリーを組むのが永倉豪。巧の球を出会ってすぐに受けられるほどの実力のある捕手。豪と巧のバッテリーを重点に置きストーリーは展開していく。上級生との対峙、巧の成長に追いつかない豪とそのことに苛立つ巧の対立、そして裏切り。ライバルから受けた屈辱、弟の入院・・・その一つ一つに切なさを覚え、ホロリとさせられる。そういった壁を乗り越えて、技術的にも人間的にも成長していく巧たちの姿には、爽快感をも覚える。
この話の続きとして、大会で巧たちが活躍する場面を見てみたい、そう感じさせた映画だった。

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二代目中人半波

Author:二代目中人半波
名前:二代目中人半波
年齢:2?
性別:男
2006年4月、初代中人半波が開設。
その後すぐに、のちの二代目である私が運営に加わり、共同で当ブログを運営。
2006年11月、初代中人半波が多忙のため勇退。
私が二代目中人半波を襲名し、現在に至る。

二代目襲名以降の累計ヒット数は、初代在任期間中の累計ヒットを遥かに超えていると思います(たぶん。)

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