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2007-09

映画評『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 2007年製作・日本

ご存知、1995年にテレビ放送され、社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』の完全新作劇場映画である。エヴァ自体、筆者は数年前にDVDで一通り観ていたので、完全新作である今作の『ヱヴァンゲリヲン』も気にはなっていた。庵野総監督が所信表明で語った、「誰もが楽しめるエンターテイメント映像」を目指したエヴァとはどういうものなのか。そこに少しばかりの期待を抱きつつ、映画館に出向いた。

ストーリーは、TV版の第6話「決戦・第3新東京市」の“ヤシマ作戦”までを描いており、ストーリー展開はTV版とさほど大きな変わりはない。しかしながら、TV版を観ている人でも、少しは驚かされるオリジナルの展開が用意されている。全体的に見ると、シンジのエヴァに乗ることへの苦悩が色濃く描かれており、TV版よりも流れがすっきりおさまっていて、見やすい内容になっている。そして、新劇場版のウリの一つといえる、最新のCG技術を駆使して描かれた第3新東京市やエヴァ、使徒などの映像表現は魅力的。特に“ヤシマ作戦”においては、絵コンテを担当した樋口真嗣氏の並々ならぬこだわりもあって、ある意味、樋口氏の監督した『日本沈没』よりも迫力感・躍動感のある映像に仕上がっている。TV版を観ているから、今作を観ないというのは大損だ。

ただ、庵野監督の所信表明であった「誰もが楽しめるエンターテイメント」という点で見ると、やはり初心者にとってはわかりづらいところも多い。これから初めてエヴァに触れるという人は、最低でもWikipediaなどで基礎知識を学んでから観に行ったほうが入り込みやすいかも。もっとも、四部作のうちの「序」であるので、まだそう評価するのは早計かもしれないが。

TV版と変わらない部分もあった「序」であったが、エンドロール終了後に流れた「破」の予告編によれば、早くも新劇場版オリジナルの展開を見せ始めようとしている。月より降り立つエヴァとは一体!?パイロットはいったい誰なのか?
ともかく庵野監督には早く「破」を作って欲しい。

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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

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Author:二代目中人半波
名前:二代目中人半波
年齢:2?
性別:男
2006年4月、初代中人半波が開設。
その後すぐに、のちの二代目である私が運営に加わり、共同で当ブログを運営。
2006年11月、初代中人半波が多忙のため勇退。
私が二代目中人半波を襲名し、現在に至る。

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