BPO青少年委員会、アニメ番組放送中止について審議
京都父親殺人事件とゲーム・アニメ番組との関連を情報番組で取り上げたため、アニメ番組が放送中止となったと多数の視聴者意見が寄せられていたことについて、青少年委員会は問題となった番組VTRを視聴した上で審議を行なったところ、「因果関係が分からないにもかかわらず(中略)取り上げれば、そのゲームやマンガに対するマイナス効果が発生することは予測できる。番組の作り方には注意すべき」「凶器を使ったアニメやドラマのシーンは、直接的な模倣が出てくることもあり得る。番組内で議論するために取り上げたことはやむを得ない」など各委員からさまざまな意見が出された。
また、アニメ番組を放送中止した理由についての局からの「社会通念上好ましくないと判断した」「遺族や関係者の感情を配慮した」等の回答についても審議され、「放送局自らが自主規制をして簡単に中止していいものだろうか疑問が残る」「反響を考えると、中止したことは局として妥当な判断だったのではないか」と意見が分かれた。
このほか、青少年委員会では、罰ゲームに関するBPO見解への視聴者意見や児童ポルノに関する取り組みなどについても審議された。
<参照記事>
「青少年委員会 委員会議事のあらまし」(BPO)
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