アマ・ジャナ

昨年、深夜アニメ『ガラスの艦隊』を放送していたテレビ朝日が、最終話直前で打ち切り、視聴者から批判の声があがった出来事が起こったが、またしてもテレ朝が最終回を待たずして打ち切る動きがあるという。それも、1つではない。一気に3番組が、最終回前に打ち切られるというのだ。


テレビ雑誌「TV Japan」2007年3月号によると、最終回前に打ち切られるのは、「RED GARDEN」「蒼天の拳」「すもももももも」の3番組。いずれも、テレ朝の世界水泳中継のために、3月第2週で打ち切られるというのだ。

あまりにもアニメに対してテレ朝は扱いが酷いとしか言いようがない。当ブログでも、「ドラえもん」の番組構成についての問題記事を取り扱ってきたが、「ドラえもん」に限らず、「クレヨンしんちゃん」でも、イベント・番組宣伝を積極的に行なう番組構成にファンから批判の声が上がっており、もはや今のテレ朝はアニメ番組を正当に扱っていない。

かつてのテレ朝は、『ドラえもん』をはじめとした藤子アニメを筆頭に人気アニメを積極的に放送していた。1992年、93年には、テレビ朝日・朝日放送製作の人気アニメを一同に集めた「春一番!日本一のアニメ祭り」を放送し、セーラームーン、ドラえもん、しんちゃんらの夢の共演が実現し、大好評を得た。あのころのテレ朝は、アニメに熱心だった･･･。

だが、今のテレ朝に、もはやその面影は全くない。『ドラえもん』をバラエティ番組にし、『クレしん』は宣伝番組に、『あたしンち』はローカル枠に降格。手のひらを返したような扱いの酷さ。あの頃のテレ朝の良心は一体どこへ消えたのだろうか･･･？

＜参照記事＞
「テレ朝にアニメ放送する資格無し」（MISTTIMES.com Blog）