今度は食バラエティー進出に、「あるあるの二の舞」懸念の声
えなりかずきがのび太を演じることについては、特にどうこう言うつもりはないが、それ以上に気になるのは、この番組内容が「食」をテーマにしたバラエティーということである。
「食」に関しての放送トラブルといえば、ご承知のとおり、「発掘あるある大事典II」における納豆ダイエットの捏造問題が取り沙汰されている。それゆえ、視聴者のテレビに対する目はますます厳しくなっており、ましてや健康・食情報番組ともなると、扱いが慎重にならざるをえない。そんな状況下で、「ドラえもん」を利用して食バラエティーをやろうというのだから、さすがというか無茶苦茶というか・・・。
詳しい内容は不明なところが多いが、「ドラえもん」においては、今年に入ってからも、視聴率至上主義のためになりふり構わぬテコ入れが続いている。1月には、10分尺×2本の「しずかちゃんをとりもどせ」を、わざわざ前後編と2週に分けて放送するあざとい構成を行い、視聴者から非難の声が上がった。
こうした制作体質から、今回のバラエティ番組でも、そういった視聴率至上主義に基づいた番組制作が行なわれるのではないかという懸念の声が一部のファンから挙がっており、「あるある大事典」の二の舞になる可能性も否定できない。
とにかくテレ朝には、品性のある番組制作を行なっていただきたいものだ。
ちなみに、この番組の企画に、渦中の放送作家、安達元一氏が関わっているかどうかは現時点では不明である。なお、安達氏は、以前に大晦日ドラえもんスペシャルの宣伝をブログで書いたところ、批判が殺到したために、これ以降「ドラえもん」に関する記述は避けるようになっている。安達氏にとっての「ドラえもん」は何なのか、一度問いただしてみたいのだが。
<参照記事>
「えなりがのび太!史上初実写ドラえもん…テレ朝3月25日放送」(スポーツ報知)
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