『ベクシル ―2077 日本鎖国―』スペシャルプレゼンテーションイベントレポート
TBSの新井麻希アナウンサーが司会進行を務め、まずは本邦初公開となるスペシャルプロモーション映像が公開。『ベクシル』の舞台は、2077年の日本。圧倒的な技術力で世界をリードした日本が、世界からその技術力の危険性を指摘され、国連から厳格な規制を要求されたことから、これに反旗を翻し、2067年にハイテク鎖国を行い、外国と完全に断絶する。物語はその10年後を描いている。壮大なスケールで描かれたハイクオリティのCG映像が次々と流れ、本編の完成によりいっそうの期待感が高まる映像だった。
映像終了後、監督の曽利文彦氏が登場。2004年に3DCGアニメ『アップルシード』をプロデュースした曽利監督だが、今回は自ら監督となって、新たなる3DCGアニメに挑む。曽利監督は、「(『アップルシード』からは)技術力が遥かに進歩している」と語り、またドラマパートのほうにも力を入れており、CG技術だけがウリではない、エンターテイメント性あふれる作品であることを強調している。
続いて登場したのは、今作の主人公、鎖国された日本に潜入する女兵士・ベクシルの声を演じる、女優・モデルの黒木メイサさん。今作が声優初挑戦となる黒木さんは、キャラクターに命を吹き込むだけに、プレッシャーを感じたとしながらも、楽しくやれたとアフレコの感想を語った。
その後、マスコミ向けに黒木メイサさんと曽利監督のフォトレセプションが行なわれ、終了後、黒木さんはここで退場。
そして、今作に出演する声優陣が明らかにされた。松雪泰子さん、谷原章介さんといった人気俳優に加え、朴ロ美さん、柿原徹也さん、櫻井孝宏さん、森川智之さん、大塚明夫さんといった主役級の人気声優も顔をそろえ、豪華なキャスト陣となっている。
その『ベクシル』に出演する朴ロ美さん、柿原徹也さんがここで登場。しかし、どちらも誰を演じるかは、現時点では明らかにされなかった。朴さんの演じる役は、「生きることに誠実で、純粋なキャラ」で、曽利監督自身もかなり思い入れているキャラだそう。一方の柿原さんの役は、明るい頭脳派キャラとのことだが、どういう役割で登場するかはこちらも不明。いずれにせよ、今後の続報に注目したいところだ。
イベントの最後で、朴さんは、「世界観がリアルで、どっぷりつかってしまう作品」と今作を評し、柿原さんは「今までのCG作品ではできなかったことができていて、こういう作品がこれからもどんどん出てきてほしい」と3DCGアニメの今後に期待を寄せた。曽利監督は、「今回制作を担当したOXYBOTは日本最先端のCGチームで、自分でも身震いするような映像が登場している。」と作品の技術力の高さを改めて強調し、ステージは終了した。
※朴ロ美さんの「ロ」は、正しくは王へんに路
<参照記事>
「「ベクシル-2077 日本鎖国-」 TAF2007ステージレポート」(アニメ!アニメ!ニュース)
<関連作品>
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