原恵一監督、『河童のクゥと夏休み』を語る
原作は小暮正夫さんの児童文学。20年以上前に原作に出会い、「江戸時代の河童が現代に蘇ったらどうなるのか」という設定を面白いと感じた原監督が、自ら企画・脚本を手がけ、劇場映画化が実現したこの作品。『戦国大合戦』以降は、『クレヨンしんちゃん』の監督を降板し、この映画の制作にほぼ専念してきたが、「5年かけたというよりは、(さまざまな紆余曲折があって)5年経ったという感じ」「長い時間をかければ良い物が出来上がるかというと、そうでも無い。クレヨンしんちゃんの映画は半年で作っていたけど、今回は5年かかっているから制作期間は10倍。でも10倍デキが良いわけではない」と語り、いかにこの映画の製作が難しかったのかを伺わせた。
それでも原監督は、「自分にウソのつかない作品が作れた」と出来には満足しているようで、観客から見どころを聞かれると、「河童のクゥだけじゃなく、クゥと康一、家族とのふれあい・関わり合い、康一とクラスメートたちの物語も見てほしい」と熱く語った。
15分のトーク終了後は、原監督の握手会に。期間中、先行販売された『河童のクゥと夏休み』の前売り券を購入した先着50名の観客が、原監督と握手を交わし、監督から宛名の入ったオリジナルイラスト(末吉裕一郎さんデザイン)つきサインが手渡された。
最新作への期待感をますます膨らませながら、トークイベントは終了した。
『河童のクゥと夏休み』は7月28日(土)より、シネ・リーブル池袋ほかにて全国ロードショー。
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