力強くてどこか優しい。タテタカコの魅力
正直、タテタカコというアーティストは全く聞いたことがなく、当然彼女の音楽も知らなかった。『情熱大陸』で初めて彼女の音楽に触れたのだが、声はどちらかといえば少年の声という感じで、力強さがありながらも、優しさというか、か弱さというか、要は力強さとは相反するものがにじみ出てくる歌だ。
そんな音楽が出てくるのは、やはり彼女の人となりにあるのだろう。『情熱大陸』を見て、彼女の人となりをある程度垣間見たが、一見彼女はボーイッシュなように見えて、実は繊細なところも持ち合わせているのだと感じた。何かから逃げ出したくなって不登校になった高校時代。今も、ライブの前になると「逃げたい」と感じるという。しかし、逃げることはできない。それならば、自分ができるのは、目立とうとかカッコよく見せようとか思わず、飾らないありのままの自分を出すこと。彼女の音楽は、彼女そのものを表しているような気がする。
飾らない自分なんてものは、簡単そうに出来て実は一番難しいことだと個人的には思う。やっぱり他人を意識するあまり、萎縮してしまいがちだから。
それを真正面から自分を見つめ、曲を作っていくタテタカコさんの姿勢には感服させられる。
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